メタボはお腹に火がついた状態

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メタボはお腹に火がついた状態

院長ブログ

2019/05/07 メタボはお腹に火がついた状態

それではなぜ、内臓脂肪組織で炎症性サイトカインが作られるのでしょうか。脂肪細胞は体の中で最も大きな細胞です。インスリンはブドウ糖を代謝するホルモンですが、脂肪細胞では脂肪を貯め込む働きをします。脂肪細胞がインスリンの働きで脂肪を蓄え肥大すると、細胞の内部まで十分に酸素が行き渡りません。また、細胞が肥大するとお互いの細胞がひしめき合った状態となり、ストレスが加わります。そういった危機的な状況を回避するために、脂肪細胞はストレスホルモンであるアンジオテンシン IIを産生します。また、脂肪細胞は蓄えられた脂肪を少しでも減らそうとして中性脂肪を脂肪酸に分解します。アンジオテンシン IIや脂肪酸は脂肪細胞に酸化ストレスをもたらし、炎症性サイトカインを作るように細胞内のシグナル伝達系を刺激します。炎症性サイトカインは脂肪組織にマクロファージなどの炎症細胞を引き寄せ、さらに炎症性サイトカインの産生を増加させるという悪循環を引き起こします。一方、肥満した脂肪細胞ではアディポネクチンが邪魔者扱いを受け、炎症に歯止めがかからなくなります。

脂肪が蓄積したお腹の中は、痛みこそありませんが、炎症で火のついた状態になっています。メタボリックシンドロームでは、脂肪細胞が悲鳴を上げて作り出した炎症性サイトカインが全身を駆け巡り、動脈硬化やガンなどの生活習慣病を引き起こしているのです。内臓脂肪細胞は、本来、飢餓に対する備えとして脂肪を蓄えているのですが、「脂肪蓄積が単によくない生活習慣の結果である」とわかった時に「怒りの抗議行動」を開始するのです。

 

 

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