動脈硬化、高血圧、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳卒中を予防し、健康長寿につながる善玉ホルモンを増やす

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動脈硬化、高血圧、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳卒中を予防し、健康長寿につながる善玉ホルモンを増やす

院長ブログ

2019/05/15 動脈硬化、高血圧、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳卒中を予防し、健康長寿につながる善玉ホルモンを増やす

食が活性化するインスリン情報伝達系に対峙しているのがカロリー制限や運動によってスリムになった内臓脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンです。アディポネクチンはさまざまな長寿遺伝子の上流にあって、動脈硬化、高血圧、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳卒中やガンを予防し、老化を遅らせています。

 

  • メタボで減少する若返りホルモン

内臓脂肪細胞は、「あめとむち」を巧みに使い分けて私たちの生活習慣の善悪に報いています。「むち」が炎症性サイトカインであるならば、「あめ」はアディポネクチンです。アディポネクチンは成熟した小型の内臓脂肪細胞から分泌される善玉アディポサイトカインです。アディポネクチンの産生を制御しているのは*ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ[Peroxisome proliferator-Activated Receptor γ (PPARγ; ピーパーガンマ)]という転写因子(染色体上で特異的な遺伝子と結合し、その遺伝情報の発現を制御するタンパク質)です。小型脂肪細胞ではPPARγが活性化され、アディポネクチンの産生を促進します。

アディポネクチンは、大阪大学の松澤祐次教授らのグループが傷ついた血管を修復する働きがある内臓脂肪由来の物質として発見しました。アディポネクチンの分泌量は内臓脂肪細胞の大きさと反比例しており、スリムな脂肪細胞ではたくさんのアディポネクチンが作られますが、肥大した脂肪細胞のアディポネクチン分泌量は減少しています。したがって、メタボリックシンドロームでは、血液中のアディポネクチン濃度は低下します。

アディポネクチンの抗炎症作用は、臓器保護や動脈硬化、高血圧、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳卒中の予防に重要であることがわかってきました。アディポネクチンの血中濃度はその受容体を刺激する濃度よりもはるかに高いことが知られています。なぜ血中アディポネクチンの濃度がこのように高いのかは長らく不明でした。「アディポ」とは「脂肪」、「ネクチン」とは「くっつく、接着」を意味します。つまり、脂肪由来の接着性物質というのがその語源です。近年、アディポネクチンはマクロファージと結合して動脈硬化巣でアポトーシスに陥った内皮細胞や泡沫細胞を除去することが明らかになってきました。先述のようにアポトーシスの細胞を速やかに除去することは、動脈硬化の原因となる炎症を抑える上で極めて重要です。したがってアディポネクチンは、血管内を掃除することによっても動脈硬化の進展を予防していると考えられます。

老化、高血圧、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳卒中を遅らせるこういったさまざまなメカニズムから、アディポネクチンは「若返りホルモン」として注目を浴びています。

 

 

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